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公立高と私立高7対3の募集比率枠 橋本知事が見直しを示唆
大阪府の橋下徹知事が、府内の公立高校と私立高校との間で30年近く「7対3」の割合と取り決められてきた入学募集の定員枠について、公立の定員を増やせないか府教委に検討を求めたことがわかった。これに対し私学側は「経営がもたない」として国会議員にも陳情し、反対する構えをみせている。
橋下知事は9日、「(定員枠は)カルテルみたいなもの。これでは何も改革できない」と述べた。
財政再建のため府は今年8月から、私学への助成金をカット、高校は一律10%減とした。このため、私立高校の過半数が来年度の新入生の授業料の値上げを決定。これを受け、知事は来年度予算案をめぐる11月末の府教委との協議で、公立への志望者をより多く受け入れられる態勢づくりについて、「早急に検討していただきたい」と発言。翌日、定員枠の見直し案をつくるよう求めた。
府内の私学でつくる大阪私立中学校高等学校連合会(中高連)はこうした動きを知り、今月初め、東京で大阪選出の国会議員約20人に7対3の定員枠を維持するよう陳情。近く議員を交えて知事と協議する場をもちたい考えだ。
高校での定員枠の設定は75年、第2次ベビーブームによる生徒急増を見越した当時の文部省が、公立と私立が協力して生徒を受け入れるよう両者の協議会設置を求めたことから始まった。大阪府では80年代の入試から府教委と中高連が協議し、公立と私立の入学者比率をほぼ7対3の割合となるよう定めてきた。府私学課によると、大都市圏では東京都59.6対40.4、神奈川県6対4、愛知県66対33、福岡県6対4(いずれも07年度)などと定員枠を定めている。
ただ、入学定員増には教師の増員や教室の確保など、大がかりな制度改革と多くの予算が必要で、府教委幹部は「そう簡単ではない」という。
一方、中高連幹部は「(定員枠を撤廃すれば)つぶれる私学は少なくないだろう」と話している。
[2008年12月13日]
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